千葉県巡査部長・戸村芳蔵の殉職顕彰碑です。
戸村芳蔵は、武蔵郡大富村 ( 後の成東町、現山武市 ) に生まれ、明治十年 ( 1877年 ) に西南戦争に従軍し連戦すること数箇月、戦傷を受けました。
帰郷後、明治十四年 ( 1881年 ) 1月に千葉県巡査となり、明治二十四年 ( 1891年 ) 4月には昇進して巡査部長となり佐倉警察署に勤務しました。
翌明治二十五年 ( 1892年 ) 1月に佐倉地方で痘瘡が発生しました。
戸村巡査部長は、病勢激烈の中を検疫・消毒等の処理に当たり、県民・町民を護るという警察官として職を全うし、遂に自らも羅患し、同年三月十一日、行年四十二歳で殉ずるところとなったものです。
遺骨は大富村に帰郷し埋葬されましたが、佐倉町民の有志が醵金 ( 醵金 ) して戸村芳蔵の衟 ( みち ) を盡 ( つ ) くした功績を末代まで称えるために碑を建てたものです。
(案内板より)
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