菁々塾は,西谷淇水(1824~91)が開設した私塾。
淇水は,江戸中期より手跡指南所篤志軒を営む西谷家の8代目であった。
慶応3(1867)年・翌明治元年に小学校設立を建言。
明治2(1869)年京都市中に64の小学校が開設されたが,それは寺子屋などの私塾を基礎としたものであり,菁々塾もその一つで下京第四番組小学校(日彰小学校)に発展した。
この石標は菁々塾の跡を示すものである。
● 西谷淇水
(にしたに‐きすい 1824‐1891)
幕末-明治時代の教育者。
文政7年生まれ。京都の人。
寺子屋でおしえ、慶応4年広沢真臣(さねおみ)らと小学校の設置を建言。
明治2年設立された日本最初の番組(ばんぐみ)小学校の下京四番組(日彰)・同三番組(明倫)小学校の教員となる。
8年私塾菁々塾をひらいた。
明治24年10月死去。68歳。本名は信道。
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