名バイプレーヤーとして数々のドラマ、映画に出演した俳優蟹江敬三(かにえ・けいぞう、本名同じ)さんが胃がんのため3月30日、亡くなっていたことが4日、分かった。69歳。(日刊スポーツ)
● 蟹江 敬三 ( かにえ - けいぞう、1944年 10月 28日 -2014年 3月 30日 )は、日本の俳優・ナレーター。本名同じ。
東京都江戸川区小松川町出身。身長 172cm、血液型 A型[1]。
趣味はギター・ゴルフ、特技は殺陣。
東京都立新宿高等学校卒業。S&A企画所属。
長女は文学座所属の栗田桃子、長男は劇団青年座所属の蟹江一平。
来歴
劇団青俳を経て、演出家蜷川幸雄らと「現代人劇場」(1968年 - 1971年)、「櫻社」(1972年 - 1974年)を旗揚げする。
演劇活動の一方、映画やテレビの時代劇・刑事ドラマにも数多く出演。
その野性的な魅力は、日活ロマンポルノにおいて「強姦の美学」とまで讃えられた。
1980年代前半までは『Gメン'75』の望月源治役に代表される刑事ドラマの凶悪犯など、猟奇的でエキセントリックな悪役としての出演が多かった。
この頃は配役の影響もあって、息子である一平から敬遠されていたが[2]、近年は良好な関係を築いている。
しかし『熱中時代第2シリーズ』で、主人公と懇意にする巡査役で善人役を演じたことにより、それまでの役柄から転身する。
続いて『影の軍団III』では千葉真一演ずる主人公・多羅尾半蔵の片腕的存在・竹林虎麻呂役、『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』では主人公・麻宮サキ(五代陽子)らの一見気弱なクラス担任、実は暗闇指令の凄腕エージェント・西脇役、『鬼平犯科帳』では密偵・小房の粂八役など、善人役でレギュラー出演。
そのほか『さすらい刑事旅情編』、『早乙女千春の添乗報告書』、『おとり捜査官・北見志穂』、『京都地検の女』、『龍馬伝』などの数々の作品に出演し、個性派俳優としてのポジションを確立していった。
近年は悪役を演じることはほとんどなく、ベテラン刑事や気のいい頑固親父を演じることが多い。
2002年(平成14年)から放送されている『日経スペシャル ガイアの夜明け』(テレビ東京)のナレーションを担当するなど、ジャンルを超えた活動をしている。
人物
2010年(平成22年)の『龍馬伝』で岩崎弥太郎の父・岩崎弥次郎役として出演した際には、「駄目親父を演じたいと思います」と述べていたが、実際に駄目親父としての側面が強調されていたのは最初の2回だけで、その後の放送では不器用ながらも息子を見守る父親として描かれている。
この中で息子に怒鳴られた後、放屁をして寝てしまう描写があったが、本人によると「実生活のことを意識して演じた」とのことである。
放屁の描写は第30話で再度描かれた。
詳しいことは、「蟹江 敬三ウィキペディア」を御覧下さいませ。 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%B9%E6%B1%9F%E6%95%AC%E4%B8%89