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1456 無名戦士の墓(港区南青山2-32-2・青山霊園)

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● 貴司山治
貴司 山治 ( きし - やまじ、1899年 12月 22日 - 1973年 11月 20日 ) は、日本のプロレタリア文学の小説家、劇作家。


本名・伊藤好市。徳島県鳴門市生まれ。


新聞記者などの職業を経て文筆家となり、昭和 4年 ( 1929年 ) 日本プロレタリア作家同盟の創立に参加し、プロレタリア文学の大衆化を唱える。


同 5年 ( 1930年 ) の「ゴー・ストップ」が代表作。


小林多喜二の死後、企画された全集の編集担当となり、多喜二に関する資料の湮滅を防いだ。


また、志賀直哉との対談で多喜二に関する証言を引き出すなど、多喜二研究に寄与した。


また、詩人の槇村浩の原稿を保管し、戦後に伝えたことも功績としてあげられる。


同盟の解散後は実録文学研究会を組織、戦時下は江戸後期の蘭学者や冒険家たちを描くことで比喩的に時勢を批判し、戦後は歴史文学研究会を組織した。


● 葉山嘉樹
葉山 嘉樹 ( はやま - よしき、1894年 3月 12日 - 1945年 10月 18日 ) は日本のプロレタリア文学の作家である。


福岡県京都郡豊津村 ( 現・みやこ町 ) 出身。


士族の家庭に生まれる。


旧制豊津中学 ( 現福岡県立育徳館高等学校 ) から 1913年に早稲田大学高等予科に進学するも、学費未納により除籍。


その後、船員としてカルカッタ航路や室蘭-横浜航路の貨物船に乗船した。


このときの経験が後年の作品の素材となっている。


1920年、名古屋のセメント工場に勤務、そこでの労働事故をきっかけに労働組合を作ろうとするが失敗し、解雇される。


その後名古屋労働者協会に加入、各種労働争議を指導した。


1923年 ( 大正 12年 )、「名古屋共産党事件」で検挙、投獄される。


獄中で「海に生くる人々」「淫売婦」を執筆。


出獄後、1926年に両作を「淫売婦」は雑誌『文芸戦線』に、「海に生くる人々」は書き下ろしで発表し、これにより葉山は一躍文壇の新進作家となる。


既存のプロレタリア文学が観念的、図式的であったのに対し、葉山の作品は、人間の自然な感情をのびのびと描き、芸術的完成度も高かった。


特に「海に生くる人々」は、日本プロレタリア文学の傑作といわれる。


プロレタリア文学運動が、『戦旗』派と『文芸戦線』に分かれたとき、『文芸戦線』派に属し、その代表的な作家として活躍した。


しかし、特別高等警察 ( 特高 ) による思想統制が激しくなり、日本の国論が中国への侵出に統一されていくと、葉山は転向し、翼賛体制への支持を強めた。


1934年からは長野県に住み、現地で小説を書きながら、工事現場で働いたりもした。


1943年には満州国で発行された満州新聞に投稿し[1]、自らも満州国への開拓団運動に積極的にかかわるようになって何度も渡満し、最終的には開拓村に移住するために 1945 年6月、娘とともに渡満した。


しかし、ソ連軍の満州占領と第二次世界大戦の敗北により日本へ帰国する途中の 1945年 10月 18日、列車内で脳溢血により死去した。


1977年 10月 18日、故郷のみやこ町 ( 当時は豊津町 ) 八景山に文学碑が設立された。


● 藤森成吉
藤森 成吉 ( ふじもり - せいきち、1892年 8月 28日 - 1977年 5月 26日 ) は、長野県諏訪郡上諏訪町 ( 現・諏訪市 ) 出身の小説家、劇作家である。


長野県立諏訪中学校 ( 現長野県諏訪清陵高等学校 ) 卒業、東京帝国大学文学部卒業。


東京帝国大学在学中に執筆した『波』で小説家として広く知られるようになった。


1926年以降劇作に転向し『何が彼女をさうさせたか』が話題を呼んだ。


社会主義への関心も深め、全日本無産者芸術連盟の初代委員長を務めた。


このとき、細井和喜蔵の『女工哀史』の出版にも尽力している。


1928年の第 16回衆議院議員総選挙に、労働農民党公認で長野 3区から立候補したが次々点に終わる。


さらに戦後は新日本文学会の創立にも参加した。


また、日本国民救援会の運動にも熱心に参加した。


● 細井和喜蔵
細井 和喜蔵 ( ほそい - わきぞう、1897年 5月 9日 - 1925年 8月 18日 ) は、日本の文筆家である。


京都府与謝郡加悦町 ( 現・与謝野町 ) 生まれ。


略歴
幼いときから両親と別れ、13歳の時には唯一の保護者だった祖母にも死なれ、学校をやめて近くの機屋の小僧となる。


その後、いろいろと職場を変える。


1916年に大阪に出て、紡績工場に勤める。


まもなく、草創期の労働運動にも参加するようになる。


1920年に上京して、紡績工場に勤めるが、当時の労働運動のなかのいわゆる「アナ・ボル論争」の中で、実際の運動からは距離をおくようになる。


そのころから雑誌『種蒔く人』の人たちと知り合い、文学の道に向かう。


1924年、藤森成吉の斡旋で紡績工場の現実をルポルタージュにした「女工哀史」を雑誌『改造』に発表し、翌年単行本として改造社から刊行し、注目を浴びる。


和喜蔵本人の職場経験あればこそのリアルな観察、古老からの聞き書き、妻としをの職場経験や、としをとの討論などが生かされ、内容は多岐にわたっている。


その後もいくつかの作品を準備したが、1925年 8月 18日、急性腹膜炎にて死去した。


女工哀史に描かれた内容の多くを提供し、執筆に向かう和喜蔵を支えたのも妻としをであった。


しかし、和喜蔵の死後、長男 ( 暁 ) も生後 1週間で死亡し、内縁の妻であったとしをが印税を受け取ることはなかった。


没後
没後、自伝的長編小説『奴隷』『工場』 ( 扱われている時代は『奴隷』のほうが早いが、刊行は『工場』のほうが先である ) を改造社から刊行した。


『女工哀史』とあわせて、その印税が基金となって、東京の青山霊園に〈 解放運動無名戦士墓 〉がつくられ、現在も日本国民救援会が管理して毎年 3月 18日 ( パリ・コミューン記念日 ) に追悼祭をおこなっている。


著書
女工哀史 改造社 1925 のち岩波文庫 
工場 改造社 1925
細井和喜蔵全集 全4巻 三一書房 1955-56
細井和喜蔵作品集 全4巻 復刻版 本の友社 2002.5

関連項目
小林多喜二
高井としを

関連文献
高井としを『わたしの「女工哀史」』(草土文化 ASIN: B000J7ZEP0 1981年)
中村政則『労働者と農民―日本近代をささえた人々』(小学館 ISBN-13: 978-40946011071998年)


● 山崎今朝弥
山崎 今朝弥 ( やまざき - けさや、山崎今朝彌、1877年 9月 15日 - 1954年 7月 29日 ) は、明治・大正・昭和期の弁護士、社会主義者。


人物
1877年、長野県岡谷市 ( 旧諏訪郡川岸村 ) 出身。


上京後、明治法律学校 ( 現・明治大学 ) に学び、1901年卒業。


同年第 1回判事検事登用試験に合格 ( 弁護士試験にも合格 )、司法官試補となり甲府区裁判所詰となるも翌年依願免し、1903年渡米。


赤羽一、岩佐作太郎、幸徳秋水らと知り合う。


1907年帰国し、東京弁護士会に入会して弁護士となる。


1913年合同法律事務所の先駆けとなる東京法律事務所を設立。


1916年平民法律所開設。


1917年平民大学創立 ( 大学令に基づく大学ではない。 )。


弁護士団体である自由法曹団 ( 1921年 ) の結成に参加。


また、日本社会党 ( 1913年、山崎の 1人政党 )、日本社会主義同盟 ( 1920年 )、日本フェビアン協会 ( 1924年 ) の設立に関わるなど社会主義者としても活動し、社会主義者の弁護を多数手がけた。


戦後は三鷹事件、松川事件の弁護団にも加わった。


「米国伯爵」を自称したり、「弁護士大安売」という広告を出すなど奇行・奇文の人として知られ、数々の著書、雑誌を刊行した。


著書
『粗食養生論』(隆文館、1907年)
『辯護士大安賣』(聚英閣、1921年)
『地震憲兵火事巡査』(解放社、1924年) なお、本書は『山崎伯爵創作集』(平民大学、1924年)という書名でも発行されている(内容は同一)。
森長英三郎編『地震・憲兵・火事・巡査』(岩波文庫、1982年) ISBN 4-00-331601-0 上記『辯護士大安売』、『地震憲兵火事巡査』等から選んだ選集。

参考文献
森長英三郎『山崎今朝弥-ある社会主義弁護士の人間像』(紀伊國屋書店、1972年)
上掲、森長編『地震・憲兵・火事・巡査』

関連項目
自由法曹団
日本フェビアン協会
布施辰治
明治大学の人物一覧
(wikiより)


以上の方が、分骨されているそうです。


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