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Channel: Drunken Johnnyの『意外と身近にある歴史散歩』日々是好日 心灯 頬笑
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2536 采女(うねめ)塚(台東区清川1-13-13・出山寺)

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石碑の正面上部に横書きで「采女塚」とあり、その下に仮名混じりの文でその由来を刻んでいる。


江戸時代の初期、寛文年間 ( 1661 ~ 1672 ) 新吉原雁金屋の遊女「采女」に心を寄せた若い僧侶が師から固く制され悩んだ末、雁金屋の前で自害してしまった。


采女は悲しんで浅茅ケ原の鏡が池に身を投げた。時に十七才。


翌朝、草刈りの人たちが

『名をそれとしらずともしれさる沢の
     あとをかがみが池にしずめば』

としるした短冊を見つけ、采女とわかり、塚に葬った。
 
浅茅ヶ原は、現在の橋場一、二丁目と清川一、二丁目のあたりを指し、『江戸名所図会』によると、鏡が池の面積は、文政 ( 1818 ~ 1829 ) の頃、約五百平方メートル、橋場一丁目の北部あたりにあったという。


碑は、文化元年 ( 1804 ) 大田南畝ら文人たちによって建立。


第二次世界大戦で火をあびている。
(案内板より)


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