税所 敦子 ( さいしょ - あつこ )
生年:文政 8. 3. 6 ( 1825. 4. 23 )
没年:明治 33. 2. 4 ( 1900 )
明治時代の歌人。
京都生まれ。旧姓林。
幼少より歌の名手となることを願う。
千種有功 に桂園派の和歌を学ぶ。
28歳で夫篤之に死別したのち、十数年間、島津家、京都近衛家に仕えた。
明治 8年 ( 1875 ) 51歳で皇后の歌のお相手として宮中に出仕。
権掌侍となり楓内侍を名乗った。
亡くなるまでの 26年間,精勤した。
温雅な歌風の旧派を代表する歌人であり、歌集『御垣の下草』( 1888年 12月 ) は、当時旧派詠歌入門の典範とされ、没後同書後編 ( 1903年 5月 ) が編まれた。
ほかに紀行文集『心つくし』 ( 1853 )、『内外詠史歌集』 ( 1895 ) などがある。
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